明日を迎えに行こう
ここを再開するに当たり
何を書いたらよいのか迷いました
あの地震の後、弘前で起こったこと
ちょっとした混乱、錯綜する情報
恐れ、苛立ち、怒り、悲しみ･･･
被災地ではない弘前でも、色々な問題が起きました
でも、今、それを書く必要はない気がします
さて、どうしよう？
ここは弘前の今を伝えたい、そう思って始めたブログです
記事を書く時に自分で決めたルールがいくつかあります
細かいものまであげればかなりありますが
大まかには次の三つ
【弘前のことについて書く】
ただし
あおもり犬のいる県立美術館
県内の自然（花）
この二つを例外としました
【商品について書く】
自分が好きなモノを紹介する（写真あり）
商品を売っているお店については店名（所在地）のみ紹介（写真なし）
【個人名はできるだけ書かない】
特に芸能のお仕事をしている方々については基本的に実名は載せません
自分なりに決めたルールですが、その時々で勝手に例外を設けたり
あるのかないのか、怪しいルールです
書き始めてからも悩んでいます、三番目のルールについて
今日書こうとしていることは名前を伏せると意味がわからないかもしれません
でも、やっぱりルールは守ろうと思います
意味がわからない方、申し訳ありませんが、今日だけは許してください
特定の人にしか、伝わらないかもしれませんが
私なりにできるメッセージの方法を模索した結果です
地震の後、節電のために早めに就寝していたし、テレビも極力控えていた
でも、その日はニュースを見るために、帰宅後テレビの電源を入れた
そこには、今日は出演しないかもしれないと思っていた彼がいた
それは毎週、いつもそこで行われていることだけど
その日は震災後初めての放送でもあり、やはり、いつもどおりではない
そこで「今、わたしたち出来ること」を語る彼の口調は
いつもにも増して落ち着いていて
被災地ではない地域に住む私たちにわかりやすく
今、すべきことを語っていた
その姿を見て、涙が流れた
ここは被災地ではないが、同じ東北で、同じ県内でたくさんの人が被害に遭っている
想像を絶する津波の映像、そのあまりの被害の甚大さに、言葉を失い立ち尽くす
たった一日の停電で混乱する人たち、買占めやガソリンスタンドへの行列･･･
いろんなことが一度に起きて
自覚はなかったが、もの凄く不安だったのだ、きっと
だから、緊張の中にもしっかりとした口調で話す彼を見て安心したのだ
流れた涙と一緒に、不安も流れていった気がした
9月、あの暑い日、あの場所で
「皆さんの頭の上に五色の虹が輝くことを願ってやみません」
というメッセージをくれた彼
あの日、同じ空間で同じ時間を過ごした人の中にも
今回の震災の被害に遭われた方がいたのかもしれない
そう思うだけでも胸がつぶれそうな思いがする
去年ここを始める前、新しい仕事に半べそ状態だった
定年退職した大ベテランの仕事を引き継ぐことになったものの
引継ぎに使えた時間はわずか半日、終わりの見えない量の仕事
わからないことがあっても、わからないなんて許されない上に、訊く人もいない
「もう、明日は仕事に行きたくない」
そんな友達とけんかした日の小学生みたいなことを思った夜
たまたま、カーステレオから流れたのは幸せを歌った彼らの曲
幸せと題されていても、浮かれたものではない、最強の応援ソングだ
明日を迎えに行こう
それを聞いて、号泣しながらも思えた「明日、這ってでも仕事に行こう」
私の仕事のごたごたと、今の被災地の方たちの状況を
並べて書くこと自体間違っていることは理解しています
でも、その人たちもいつかは一歩踏み出さなくてはいけない
だから、今は打ちひしがれて、何もすることができない人たちが
明日への希望が少しでももてる日が、一日でも早く訪れることを祈ります
五色の虹はいつでも皆の頭の上に輝いている
今はそれを見ることができない、見たいと思えない人
もしそういう人がいて、偶然にもここを覗いていたら
伝えたいことは、幾度となく私を救ってくれた彼らからのメッセージ
明日を迎えに行こう
今は走り出すのは無理だとしても
明日へ向かって行けること、それが最初の一歩だと思います
全ては被災地ではないここに住む私が、想像して書いていることです
そんなに、甘くないであろうことも理解しています
それでも、これだけは伝えたくて書きました
大分、まとまりがなくなってしまいましたが･･･
今、私に出来ること
節電（東北電力管内は大分落ち着いているようですが）
義援金を送る（今はこれが一番の支援方法だそうです）
与えられた仕事をきちんとやること（当たり前ですが）
わんこの優しい微笑が
少しでも皆さんの
お役に立てることを願って
東北電力は27日まで計画停電は実施しない見込みであることを発表しました
でも、今後も節電はしていかなくてはなりません
ここも、毎日更新することは難しいかもしれませんが
電気需要の高い時間を避けて、続けていきたいと思います
