青い森に生まれて

こちらに行ってきました



十和田市現代美術館
奈良美智
青い森の ちいさな ちいさな おうち





展示数は少ないものの、初期の作品から最近の作品まで
楽しく鑑賞してきました
初めて見る作品が多かったかな
(レゾネに載っているのかもしれませんが・・・)




奈良さんの展示は全て撮影可(フラッシュ禁止)ということで
みなさん、たくさん写真撮ってました
あおもり犬やわんこと記念撮影というのは分かるのですが
絵と記念撮影は私には理解できない行動だなぁ(苦笑)


横浜美術館も常設展示は撮影可だったんですよね
私は絵を写真に撮るということにイマイチ気乗りしなくて
横浜では撮影はしませんでした
また、見に来ればいいやという感じで
ただのひねくれものです


というか、みなさん、あまりに一生懸命撮影しているので
引いてしまったっていうのが正解かも
撮影に夢中で、絵を見てるの?だったので
おまけに、奈良さんの絵しか見ていないしー


ピカソと奈良さんの絵が並んでるよ〜
って私の見方もミーハーですけど




話が大分、逸れました


今回は展示数も少ないし
企画展が終われば見られないし
図録もないし、とか自分に理由を付けて
一通り見てから、一通り撮影もしました


ただ、撮影可とネット上でそれを公開可かは別の話
そこを確認してこなかったので
雰囲気だけご紹介しますね


会場内は照明を落として、作品だけにスポットを当てていました



この部屋は壁の色が藍色でいい雰囲気
ベンチのようにクッションが並んでしましたが
誰も座っていなかったので、座れなかった・・・





一旦、明るい通路に出てから突き当りの部屋に
「浮遊少女」が、手前の部屋には
「White Ghost」のマケットがいました


カフェにもドローイングが、全25点
ここだけなら無料で見られますよ





上の写真の小屋の中
壁に掛けてあったカレンダー
2006年7月のもので
28日に「AtoZ opening」
と書いてあって
無性に嬉しくなりました





窓の上の飾り棚には
バージニア リー バートンさんの絵本
「THE LITTLE HOUSE(ちいさいおうち)」
この絵本、奈良さんの展示によくありますね
県美で開催中の展覧会にもあったし
前の常設展にもありました(たぶん)
奈良さん、何冊持っていらっしゃるのかしら(笑)







こちらは我が家にあるもの
学生の頃買ったので、20年以上前の古本です
何を気取ったのか、原書を買っているという
英語は苦手だったのに
格好つけたかったんでしょうね




この絵本、1942年に発表された作品なんですね
70年前の作品とはちょっと驚きです


で、久しぶりに本棚から引っ張り出して
何気なく、カバーをはずしてみたら・・・



本体の表紙が素敵なデザインでした!
みなさん、ご存知でした?
知らなかったのは私だけですかー
しかも、20年以上も・・・




カバーの絵も青が基調になっていますけど
中の表紙を見たら、この本も
「青い森の ちいさな ちいさな おうち」
なのかな、と思いました






奈良さんご自身の生家が丘の上の平屋だったとかで
(あの辺りは、丘というより山だと思いますが)
この絵本のちいさいおうちに親しみを覚えた
と以前、何かで仰っていました


青森県で開催する展覧会のタイトルに
「青い森」って安易だな、などと失礼ながら思っていました
でも、展覧会を見終わって
このタイトルをつけてくださったことに
感謝したくなりました


47ある都道府県の中で、色が県名に入っているのは青森県だけ
しかも、青だよ、青森県っていい名前じゃん!
廃藩置県の直後は弘前県だった、というのを知ったときは
そのまま、弘前県だったらよかったのに、なんて思いましたけど
青森に生まれてよかった、今はそう思います



今日は、色んな「青」に感謝する日になりました




とてもまとまりがなくて、ごめんなさい
今、迷走中だからご容赦ください
(瞑想中の変換間違いではございません、念のため)
もの凄く、読みにくかったと思います
最後までお付き合いくださった方
ありがとうございます