これからもここから

雨音だ!と喜んだもののちょっとしか降らない
降りすぎて困ってることろには更に降って
降らなすぎて困っているところにはすずめの涙程度
本当にうまくいかないものです


関東甲信は梅雨明けだとか
このまま、降らないまま梅雨明けなのかな・・・




お気づきの方がいらっしゃるかどうか
数日前にブログトップのプロフィール画像を変更しました


それから色々考えた結果、ブログタイトルも変えました



ご本人もかなり呟いていましたし
報道もされましたので
みなさんご存知かと思いますが
わんこは吉野町緑地から撤去され
市内のどこかで修理されることになりました


15日に撤去されたとの呟きがありましたが
実際は16日の午前のようです
地元紙のwebニュースに動画がアップされていました



ガランとした公園
遅咲きのラベンダーが綺麗でした




前足の傷を直すのが今回の主な修復のようです
わんこの前足には引っかいたような無数の傷と
塗装が剥がれ、下の金属部分にまで傷が及んでいるところがあるのです


修理されることになって、ほっとしています
ずっと、ずっと気になっていたことなので


アートはしかるべき管理しなければならない
ということに、やっと管理する側が気づいてくれた
そういうことなのかな、と解釈しています
それについては感謝しています
ずいぶん時間がかかりましたが・・・


ただ、よかったと思うと同時に
悲しいこともたくさん目にしました


この修理に関して言われていることについて
ずっとわんこを見守り続けている者として
少しだけ書きたいと思います




ここをはじめから読んでくださっている方は
ご存知かと思いますが
わんこの前足の傷については
何度かとりあげていますので
少し遡ってお話したいと思います



ここを始める前にはデジカメを使っていないので
写真は2010年4月が一番古いものになります



このときは汚れや傷の話ではなく
わんこの足の大きさの話をしようとしたので
比較として私の足が写っています
細かい傷はありますが
気になるほどではありません





約1ヵ月後の2010年5月
GWにたくさんの人が会いにきたのでしょう
わんこの隣に立って記念撮影したのか
足の周りの草が少なくなっています
この草が少なくなるのと反比例するように
足の泥汚れが増していったように思います




雑草とはいえ、一度土がむき出しになると
なかなか次には生えてこないのか
生えてきても踏まれるのでなくなってしまうのか
この後、足の周りに草が復活することはありませんでした


このころ、わんこに上って記念撮影したい人に向けて書いたのが
「裸足のすすめ」でした



雨が降るたびに土が流れていって
最後にはコンクリートの土台がむき出しに


だから雨の降った後などは
わんこの足は泥だらけ
泥がついた靴で踏むからでしょう
細かい傷がどんどん増えていきます




2012年7月

塗装が剥がれて金属が見えるほどの傷
このころ初めて気づきました


2013年10月
足の上で滑ったような傷も増えています




この後、足だけを写したものはありません
わんこを訪問する回数そのものが減ったのと
あまりに可哀想で、見てみぬふりをしたのかもしれません




ゴミが一度不法投棄された場所は
ゴミがゴミを呼んで、どんどん汚くなるように
汚れているところは汚してもいいのだと
思うのが人間の心理なのかもしれません




わんこのいなくなった公園に
わんこの代わりに現れたもの



管理者が立てたであろうこの看板
これに関して、ここで書くかどうか
悩んでいるうちに数日が経ちました


少し、頭を冷やした方がいいと思って




心無い行為って、どういうことだろう?
背に登ろうとすることが心無い?
私も登ろうとしたことありますよ


史上最高にわんこの周りに雪が積もったと思われる
冬の日、いけるかな?と思って試しましたよ
その前の年も雪が多かったので挑戦しました




こんな感じのときね
男性ならするっと登れると思います
この状態で登っても傷なんてつかないし




挑戦したけれど、背に手を掛けただけで
無理だと分かったので止めましたけど
登ろうとしたことには変わりありませんので
私も心無い一人なんでしょうね




わんこを見たとき、その可愛さに


触りたい
脚に抱きつきたい
背に登ってみたい


私は、これは至極自然な感情だと思います
でも、看板を作った人にしたら
それは心無いことなのかな


掃除するわけでも雪かきするでもなく
貰ったきり、管理らしいこともせず放置して
傷が付いていることさえ気づかない
気づいていたとしても直そうともしない


それこそ心無い行為だと思います


傷が付いていることに気が付いていても
何も行動しなかったので
それに関しては私も同罪です




さらに、ハイヒールで傷つけられたと
断言している呟きを何度も目にし
悲しくなりました


ハイヒールというものは不安定な履物のせいか
ヒールの底は滑り止めのようなギザギザのものが貼ってあります
ゴムかプラスチックの一種のような爪で押すと凹むくらいの
柔らかいまでいかないけれど、硬くない素材


そのヒールでどれだけ強く踏んだら
塗装がはげるほどの傷がつくのか私にはわかりません
蹴ったりしたら、塗装よりも人が足を痛めると思います
ハイヒールを持って叩いたら傷がつくかもしれませんけど


ハイヒールで傷がつく瞬間を誰かが見ていたのでしょうか?
なぜ、ハイヒールが犯人とされているのか
ハイヒールを履くものとして理解できません




傷がいつ、どうして付いたかなんて
つけた人しかわからないことだし
それが心無い行為だったのか
思いもかけない出来事だったのか
そんなことはわからない


いますべきことは犯人探しではないし
傷つけてもいない人の行為が
非難されてしまうことは悲しいです




わんこのこれからについては
市が立ち上げる何とか委員会で決めるのでしょうね


誰でもいつでも自由に触れ合える
パブリックアートという存在から
美術館の中で誰にも触れられないものになるのか


それとももとの場所に戻れるのか


何もかもダメ、と規制することは簡単で
管理する側としてはこれ以上楽な方法はない


でも、それじゃあ、わんこの魅力は半減してしまう


カフカの芝生を敷き詰めて
元の場所に戻ってくるのを待つことが出来たら
それが一番嬉しいです