そこはかとなく

※体調が回復しないので、散歩ができません
 本日は弘前情報ではなく独り言です


とある雑誌の記事の冒頭で「そこはかと」という言葉が使われていました
私の浅薄な知識では「そこはかと」といえば徒然草の序文
「なく」をつけた否定形で「とりとめのない」とか「はっきりしない様」の意
よって、「そこはかと」は逆の「はっきりと」「明瞭な様」の意
と記憶していたのですが、どうもこのライターさんの書いた文章だと
「なく」が付いていないけど「そこはかとなく」の意味で使っているような・・・


徒然草は古文だから古語の意味と現代語の意味が違うのかもと
いつもの広辞苑を引いてみました


[そこはかと] 1.たしかに。はっきりと。  2.(「なく」の略か)なんとなく。


・・・ええと、一体これは??全く逆の意味で使えるということですか?
広辞苑に載っているということは
現代の日本語で認められている使い方だということでしょうね
つまり、私が違和感をもったライターさんの使い方は間違ってない
というより「そこはかと」という言葉が出てきたらどちらの意味で使われているか
前後の雰囲気で掴めということですね


そうすると、最近よく使われているのを耳にする
「お言葉ですが」というフレーズ
おそらく「お言葉を返すようですが」の「を返すよう」が
略されて使われているパターンかと思いますが
これもそのうち正しい日本語として認知されていくのかな
言葉は時代とともに変化していくものですからね


と、ここまでそこはかとなく書き付くってきましたが
何分、素人の書いたものなので解釈等に間違いがあるかもしれません


お気づきの点があれば、コメントしていただけると助かります

※恥ずかしいことにタイトルを間違えていたので5/30訂正しました