せばだばまねびょん

津軽弁ってどんなイメージでしょうか?
難解な方言であることは間違いなさそうですよね
訛りもきついし、方言もかなりバラエティーに富んでいるのではないかと
方言について勉強したことがあるわけではないし
他の地域の方言はほとんど知らないから確たることは言えませんが


方言で面白いなと思うのは、標準語と同じ言葉だけど用法や意味が違うもの
例えば、津軽弁だと手袋は「履く」、傘は「被る」と言います
傘の場合は単純に笠を被っていた頃の名残なんでしょうけど
手袋は学生のときに同級生に「手袋履く?どうやって?」と言われて
初めて履かない物なのだと知りました


「なげる」は「捨てる」の意味で使います
「そのゴミなげて」とうかつに発言して
ゴミが飛んできた経験のある県人は少なくないかと


「迷惑」に至っては全く反対の意味で使われます
津軽の人が「めいわくだな〜」と言ったら
「申し訳ない」という意味です
おそらく「ご迷惑をおかけしてすみません」が
大幅に省略されてしまったのではないかと


タイトルの「せばだばまねびょん」この津軽弁が大好きです
どういう意味か想像つきますか?
ボソッと早口で言うとフランス語みたいに聞こえます(無理?)


答えは「それじゃあダメだろう」です
分解すると「せばだば(それじゃあ)」「まね(ダメ)」「びょん(だろう)」かな


「まね」と「びょん」は他地域の方には相当強烈な印象を植え付けるようです
「まね」と言われると取り付く島がない気がするとか
「まぃね」と真ん中に「ぃ」が入る発音をするときもあります
「びょん」はその響きがあまり日本語の中ないのかな、相当面白がられます


津軽の人は津軽弁が大好きなんでしょうね
地方CMでもご当地タレントが津軽弁で話しているし
民放局では津軽弁をクイズ形式にした番組や
津軽弁を英語に訳して英会話レッスン風になっている番組まであったり
(この番組はDVD化されています)
方言詩人・高木恭造さんの命日に「津軽弁の日」というイベントまでやってたり・・・
方言に排他的な地域もあって、若い人が方言を嫌がるなんていうのは
津軽ではありえないですね


方言は郷土の宝、大事に使い続けたいです




内容と全く関係ありませんがバラが美しい季節です

チルダフロリバンダ