夏が来れば

収穫直前の稲穂の波って黄金色に輝いていて
その美しさは言うまでもありませんが
今の季節の青い稲の葉の美しさも格別です



幼少の頃は田んぼのあまりない地域に住んでいました
小学校2年になる時に移り住んだ地域は津軽平野のど真ん中で
通学路の国道の両側は一面の田んぼ
学校からの帰り道一人で歩いていると
(行きは集団登校でりんご畑の中を通って、帰りはなぜか一人)
そのあまりの美しさにじーっと田んぼを見つめていました
見つめながら考えていたことは


「稲の上に座ってみたい」


青い葉が波のように風になびく姿が本当にきれいで
どうやったら座れるのか小学生の頭で真剣に考えました
ガラスの板を田んぼの上に敷いたら(脚が必要ですけど)いいかなとか
何でそんなことを考えていたのでしょうか
稲と一緒に風に吹かれてみたかったのかも



風に吹かれて、そよいでいる感じって
写真じゃ難しいですね





小学生のとき見た田んぼが、今見る田んぼと何か違うなと思うのは
たぶん稲の高さ
私が見つめていたのは夏休みに入る前の頃だと思うので
時季的には今頃なのですが
昔の稲はもう少し高さがあって
風になびく様がより美しかったと思います
思い出を美化している訳ではなくて
台風に負けないように品種改良された結果かと




同じような写真ばっかりですが・・・






ねぷたが終わる頃には出穂するので、また少し違う顔になります