まつり考

今朝、起きた時のさわやかさ「今日は行ける!!」
って思ったんですけどね、22.5℃なんて久しぶりな涼しさで・・・
でも出勤する頃には5℃ほど上昇
その後も好天に恵まれ、結果、昨日より暑いじゃん
じめじめはしてなかったけど、妙にダルかったのは
やっぱり暑さ疲れですかね


疲れているかもしれないけど、今日はちょっと面倒くさい話を
お暇な方だけどうぞ


先日のねぷたの出陣式(という名の飲み会)の席で同僚とねぷた談義に花が咲き
結論、ねぷたっていいよねということで乾杯したのですが・・・


弘前市は平成18年に3市町村で合併したんですが
市町村合併の時って、それなりに色々あるじゃないですか
このときは人口で圧倒的に多い市民が
何となく町村民に気を使っていた印象があるんですよね
(あくまでも私の主観です)
吸収合併ではなく対等合併という形で新弘前市が誕生した訳ですが
新市の名称を旧弘前市からそのまま使うことでみんな納得したようで
やっぱり自分たちの町・村の名前がなくなるのは寂しい思いしたでしょうし
(寂しい思いは市政118年の歴史を閉じた旧市民も同じですけど)
なんとなく、しっくりこない感じは否めなかったし
時間が解決していくのかな、くらいに思っていたんですけど


そんな中で、旧村民の方たちがもの凄く積極的にねぷたに参加してくれて
本当にうれしかったんですよね
同僚もその旧村民の一人で、今は生まれながらのねぷた好きにしか見えません


で、この日のねぷた談義の内容はというと
「まつりって地元に住んでいる人のものだろう」っていうこと
子供からお年寄りまで、男も女もねぷた好きが集まってねぷたが形作られる
それがいいな、ということで観光客が見に来るならそれも大歓迎
ただ、まつりって言うのはそれぞれ謂れがあって伝統に則ってやっているものだから
参加したい観光客がいても「はいどうぞ」とはなかなかいかない
もちろん知り合いの伝で参加する方もいるでしょうけど
決して飛び入りで参加する類のものではないと思います


閉鎖的といわれればそうかもしれない
例えば青森市のねぶたまつりは正式な装束さえ守れば誰でもハネトとして参加できます
でも、それも正式な装束という一定のラインは引いていますよね


ねぷたまつりは人集めのイベントじゃないですから
何処そこのまつりに観光客が何万人とか、人数で勝ったの負けたの
そういう論議は全くナンセンス
いいだけ写真載せてねぷたアピールして何なんだ?って思われるかもしれませんが
ねぷたは素晴らしいまつりだから、いろんな人が見て感動を分かち合ってもらえれば
それは地元の人間にとっても幸せなことです
でも、ねぷたは観光客のためにやっているものではないというのは
ねぷたに参加するものの立場として言わせてもらいたいなと


ねぷたを観光資源として仕事をしている人に対して意見があるわけではありません
年々参加団体が増えている地元に愛されるまつりです
大切に守っていきたい、ただそれだけです


まつりとひと括りに言っても、イベント的に人集めをするものにも
まつりという名称が付いていることもありますから
今日書いたことはねぷたまつり限定の話ですので、ご了承願います


もし、読んで気を悪くした方がいたらゴメンナサイ
上から目線で言っているつもりも毛頭ありません
いちねぷた好きの戯言です
最後まで読んでくださってありがとうございます