台風一過

台風4号が北上中ですが、弘前からは逸れたらしく
雨は少し降っていますが、風はありません
逸れたということは、よその地域に行ったということで
決して喜べることではないですから
台風が発生する度に上陸せずに太平洋上へ行ってくれたら
消滅してくれたらと祈るばかりです


この地域で、台風と言って真っ先に思い浮かぶのは平成3年の台風19号
(私の親世代だと伊勢湾台風とか洞爺丸台風という人もいますが)
別名「りんご台風」と呼ばれたりしますが(主に報道関係者)
これは気象庁が正式に決めた呼び名ではないそうです
できれば、こういう呼び方はやめて欲しい
確かに弘前を中心にりんご農家の被害は甚大でしたけど


実はこの台風が発生した年にはまだ学生だったので
りんご農家の被害が甚大といってもピンときていなかったんですよね
むしろ国道の信号機が90度回っていたのとか
電柱が倒れて民家を直撃したのとか、屋根が飛んだりトタン板がはがれたり
停電の復旧に時間がかかって1週間近く電気なし生活をした友達がいたり
そういう身近な被害の方が強烈な印象を残していて
りんごがほとんど落ちたということは分かっていても
それがどういう事かは理解していなかったように思います


社会人になってから何年かして台風19号の被害記録を見た時
「甚大な被害」とはこういうことかと、涙が流れました
落下したりんごで地面が「真っ赤なじゅうたんみたい」だと
当時地元局のTVアナウンサーが中継したのは覚えています
でもその時は、「大変だな」くらいにしか感じていなくて
このとき見た記録写真にはその赤いじゅうたん状態の写真もあったのですが
私が最も衝撃を受けた写真は、大量のりんごを廃棄処分しているものでした
大きな穴を掘ってそこに落ちたりんごを埋めている写真


落ちたりんごはジャムやジュースにできるものは加工にまわしたでしょうけど
加工だってそんなに大量にはできないし
熟する前のりんごは食用にも加工用にもならないしでしょうし
(うまく貯蔵熟成させて加工したところもあったようですが)
放置してたら腐って病気や害虫の発生源になってはいけないから
苦渋の決断の埋め立て廃棄だったのだろうと思います


あれから19年の月日が過ぎようとしています
台風は上陸することなくいなくなってくれることを祈るばかりです




明日は盂蘭盆ですね
我が家では暑くなる前、お寺が混む前を狙って朝6時頃お参りに行きます
お寺が集まっている新寺町・茂森(禅林街方面)界隈は日中大渋滞なので
でも明日は天気次第ですね、吹き返しがあるかもしれないし
というか、今週ちっとも弘前情報発信していないですね
明日からちゃんとします(宣言して自分を追い込まないと怠け癖が・・・)