お供え物

早朝墓参のため、さすがにもう眠いです


お盆やお墓参りの習慣も地方によって様々だと思いますが
早朝に墓参りに行くのは別にこちらの地方の習慣でははく
寺院街が渋滞する前に済ましてしまうためです
6時半頃に到着してお寺を出たのは7時半頃で
新寺町はもう少しで渋滞が始まるかな?の感じでしたが
禅林街方面は既に渋滞が始まっているとFM局が流していました
実は夕方の方が空いているようなのですが
お墓参りはやっぱり午前中に済ませたい人が多いのでしょうね


さて、こちらの地方のお盆のお墓参りですが
どうやらお供え物が多いらしいですね
墓石の香炉の手前に経机ほどの台があって
そこに法界折と果物・お菓子、故人が好きだったもの(お酒など)をお供えします


ところで、法界折をご存知でしょうか?
昨年、某テレビ番組で取り上げられていましたけど
津軽地域独特のものらしいですね
要するに墓前にお供えする折詰めのことです
お盆が近くなると「法界折承ります」なんて貼り紙が
仕出屋さんの店先に貼られます
実はお墓にお供えする折詰めが「法界折」という名前なのを
高校生くらいまで知らなかったので
この貼り紙を見たとき「なんだソレ?」って思いました
大概、半紙に達筆な毛筆で書かれてあるものだから
ありがたいものか、怖いものか何なのか想像がつかなかったですね
誰がいつ頃名付けたものか、すごいネーミングです


こちらは母お手製の法界折です



お供え物なので精進料理です
右上から反時計回りに
野菜の天婦羅→煮しめ→お赤飯→かぼちゃの煮物→なます→きのこの煮物→鏡寒天
別にこれを入れるという決まりはないとは思うのですが
スーパーで売っているものには果物や蓮の形のお菓子なども入っているみたいです
お値段はは800円〜1500円くらいかな
コモや蓮の葉と一緒にお盆コーナーに並んでいます


墓前にお供えしたものは持って帰ってはいけないので
(以前は置いて帰りましたが、今はカラスの害がひどいので)
その場で食べつくします
お供え物は行った人の人数で食べきれる分にしないといけない、という訳です


うちのお墓は寺院街のお寺にあるので位牌堂とお墓両の方お参りしても
1時間ぐらいでお墓参りは終了しますが
お墓がお寺じゃなくて集落の中にあるところでは
そのまま墓前で宴会してしまうところもあるとか



あとこれ、なんて名前でしたっけ?仏壇に飾る麩菓子みたいなの
これは全国的にあるものですか?



同じくスーパーのお盆コーナーに山積み、派手です



今晩は迎え火でご先祖様をお迎え


父の新盆の日の朝、きゅうりとなすで馬と牛を作りながら
なにげなく「今日おじいちゃんが帰ってくるんだよ」と姪(当時3歳)に話したら
夕飯時に突然「おじいちゃん来ないね?」と言い出したので
「もうきっと来ているよ」と大人は皆大爆笑&涙・涙


「よっ!!」って帰ってきたらお話できるのにね・・・