しみじみ思うこと

今日は弘前の散歩でもなく、美味しいモノ紹介でもありません
ヒトリゴトというか、思い出話みたいなものなので
お時間のある方だけどうぞ




Spoon Cafeに参加したことは一昨日書きましたけど
こういうものに参加したのは実は初めてでした
そもそも知らない人の中に入っていくことが苦手で結構人見知り
大人なのでそれなりの世間話とか、誰か一人でも知り合いがいるとか
相手が話しかけてくれたり、気さくな人だったら
おしゃべりが嫌いなわけじゃないので、それなりに会話も弾んだり
楽しく過ごすことが出来るのですが
もし、相手があまり饒舌でないとか、それこそ人見知りの人だったり
そうなると最悪、我慢大会のように無言になりかねない


思い起こせば部活動だって、友達と芋づる式に入部したことはあっても
これをやりたいから一人でも、っていうことはなかったですね


子供ならともかく、いい大人が何言ってんだって感じですけど
知らない人の中に混じって何かやるなんて
そんなの面倒くさいから一人でいいやって
庭いじって、保存食作って、好きなTV見て、ドライブして
たま〜に絵を描いて、日記書いて、家事して
そんな毎日でも結構楽しく過ごせるし
わざわざイベント事に参加しなくても、って思っていたけど
興味があっても参加できなかったものも数多くあり
やっぱり申し込んでおけばよかったなんて後悔は数知れず


そんな感じなのでSpoon Cafeに申し込んだことは
私にとってかなりイレギュラーな出来事
結果的に友達を誘って参加しましたけど
今回は一人でも申し込もうと思っていました
珍しいことに私の「どうしてもやりたい」が背中を押してくれまして


そして、参加してみて本当に良かった、楽しかった
ご一緒した方、お世話になった方、皆が温かい人ばかり
何より、初めて会った人と繋がりができた、これは宝です




思い出話をひとつ・・・


父は毎年大量の年賀状を書いていました
表書きは一枚一枚毛筆で
裏はプリントゴッコ(今でもあるのか?)で一枚ずつ刷り
必ずひとことコメントを書き
発売されたらすぐに年賀はがきを買ってきて
ひと月あまりかけて毎晩書き続ける


一度、何かのきっかけでそのことについて話したことがあって
父、曰く


人と人の縁というものは作ろうとして作れるものではない
そしてやっかいなことに、この縁というものは
一旦切れたらほとんど元には戻らない
戻そうとして戻せるものではない
例えそれが年賀状という紙切れ一枚の、年に一度の繋がりでも
もう何年も会っていない人であろうと
年賀状だけでもいいから繋がっていればいい
それがなくなれば、その人とはおそらく一生もう繋がらないのだから
だから、何枚に増えても年賀状はやめてはいけない


一度繋がったご縁は大事にしなさい




これはもはや、私にとっては父の遺言


だから今回、意を決して参加したSpoon Cafeが終わった後
縁あってご一緒した人のHPにアクセスし、メールを送ってみました
その場で連絡先を訊けばもっと簡単なのに
まわりくどい奴だなと自分でも思いながら


そうしたら、すぐに返事が来て
ここにも遊びに来てくれました、ありがたいです


繋がるっていいな、しみじみとそう思って
ちょっと幸せな1週間でした



ぐずぐずと、くだらない話にお付き合いくださった方、ありがとうございました