伝統技法・その2

ちょっと日にちが空いてしまいましたが
長勝寺庫裏の特別公開の際の大工さんの実演の続きです


チョウナという道具です

木材を荒削りするもの
今は機械で製材しますけど

昔は丸太からチョウナで
角材にしたそうです



継ぎ手を2種類


腰掛鎌継

これはこういう風にはずれます




四方鎌継

さてこれはどうはずれるでしょう?

角をコンコンコン・・・



斜めにはずれます

はずれるとこんな感じ



ヤリガンナ

本堂の化粧壁はこれで削って
仕上げたそうです

今は使わない道具なので
大工さんたちも練習したんだって



でも、やっぱりプロですね
削りかすがシュルル〜

大工さんかっこいい♪

削りかす貰いました



墨壺を使って線を引きます
父もこれ使ってたなぁ

江戸時代の大工絵図です
チョウナとヤリガンナを使っていますね
小さくて分かりにくいかな





いろんな技法を使って作られた三門


お札(?)がたくさん貼られています
重要文化財なのに、おおらかですよ本当に




帰りに下寺通りに寄ってみました
歩道があって道路の広い上寺通りと違って
こちらは静かな立たずまいです



下寺通りのつきあたり、宗徳寺の山門
こちらも立派ですね


黒門から長勝寺までの丁度中間あたりに
2つの通りを結ぶ小道があります



ここ、何年か前まではこんなにきれいに舗装されていなくて
座禅体験の帰りに通ったら蛇がニョロニョロ〜
ひゃあ、蛇だ!!っていう話を友人にしたら
蛇は神様の御使いだから怖がっちゃダメと叱られました
ここはお寺街なのに?とは言えませんでした・・・


うちのお寺は新寺町なので、禅林街にはあまり来ることはないけど
改めて歩いてみるといろんな発見がありますね


来年は禅林街が会場になる「市民御茶会」に参加してみようかな