心と技

少し前になりますが、百石町展示館で開催されていた
津軽伝統工芸+CRAFT展に行ってきました


詳しい中身をよく知らないで行ったのですが
県が実施している「津軽の心と技」デザイン創生・伝承事業の一環で
去年募集したデザインアイディアの優秀作品の試作品の展示と
サマースクールとして地元の高校生や大学生が職人の下で学んだ成果品の展示
地元の職人さんの作品の展示などが主な内容でした


デザインアイディアの最優秀賞はブナコのスピーカー
優秀賞に津軽塗りのルービックキューブやネイル
EasyLivingの葛西さんのiPhoneケースもありました
葛西さんのブログで写真が載せてあったのですが
写真を見たときはてっきり木工細工かと思っていたら
ぬめ皮にこぎん刺やあけび蔓細工をはめ込んだものでした


サマースクールの生徒さんたちの作品もなかなか立派でした
最初なんで高校生の作品が展示してあるのかわからなくて
顔に疑問符でも付いていたのか県職員の方らしき方が
サマースクールの説明をしてくださいました
女性の(おそらく50代)方だったのですが、久しぶりに言われました
「学生さんですか?」
言われて喜ぶのもなんですけど、恥ずかしくてもの凄く汗かきましたよ
顔のつくりが童顔なので、パッと見、若いらしですが、よく見れば年相応の顔です


2階で職人さんたちの作品が展示してありました



県で作ったこの事業の冊子です



津軽塗

ブナコ

こぎん刺



この他に津軽裂織、あけび蔓細工、津軽の木工、藍染
りんご草木染、津軽打刃物、津軽焼など



こちらは今回の会場になった百石町展示館





元々は「角三」呉服店の店舗として建てられたもので
その後、青森銀行が買い受け、10年くらい前までは支店として使われていました
その後、弘前市に寄贈されて、現在は百石町展示館として
展示やコンサートなどが行われています
左側の土蔵部分は喫茶コーナーになっています









外壁の漆喰は塗りなおされているのでしょうけど
右側のレンガは相当古そうです、建てられた当初のものかもしれません


こういう展示会に行って思うのは、意外なほど来場者が多いこと
意外な、というのは失礼なのかもしれませんが
外を歩いている人に対して、中にいる人が多いのに驚きます
伝統工芸品やクラフトが好きな人が多いのかな
私の周りでも、こぎん刺をやっている人は何人かいますし
工芸をやっている人自体が多いのかもしれませんね




そして、私は準備中です



こぎん刺がやりたくて
年末に材料を買っておいたのですが
なかなか始められません
まずはデザインを決めないといけないのですが
自分でデザインを決められるような力はないので
図書館からこぎん刺の本を借りてこようかと


下に敷いた布はこぎんではなくて、バスク地方の織物です


もしかして、あれ?スプーンはどうなった?
なんて思っている方、いらっしゃるかしら
スプーン4本目さんは、まだ完成していません
冬の季節は指がパックリ割れを起こしてしまって
ちょっと作業が厳しいです
血染めのスプーンというのもいただけないのでお休みしていました


そんな感じなので、冬はこぎんを刺そうと思っています