まつり妨害?

満開の桜の木の下に、花が落ちていることがあります
散った花びらではなく、丸ごと花が



こんな風に、地面にポトポトと


ちょっと集めて並べてみました





なぜ?なんですかコレ?妨害?嫌がらせ?
何年か前に初めて見たときは誰がこんなことするのか驚いたんですけど・・・




正解はウソです


ウソはスズメ目の鳥
虫のほかに花の蕾もエサにするらしいのですが
どう見ても、これはイタズラ、遊んでいるんでしょうね


この日も、桜の撮影をしていたら上から降ってきて
見上げたら2羽のウソが花を啄ばんでいました


観光客の方が子供に「お花が落ちているよ(拾ったら?)」と言っていて
拾っても拾っても落ちてくるので???
「鳥のイタズラですよ」と思わず話しかけてしまいました
枝を見上げて「あ〜、本当だ、スズメ?」
スズメじゃないでしょうけど、もしかしたらスズメかもしれないので
あえて訂正はしませんでしたが


このウソの被害がニュースでも取り上げられたことがあって
公園の樹木医さんは(追い払うとか)ウソの対策はしませんと宣言
「ウソがちょっとくらい花を落としても大丈夫なくらい、たくさん花を咲かせます」
思わずテレビの前で拍手してしまいました


今年も、ウソがイタズラしても大丈夫なくらい
たくさんの花を咲かせてくださいました
そのご尽力に感謝します




つたない写真の羅列になりますけど、満開の桜をどうぞ


























春陽橋で前を歩いていた紳士が
「素晴しいね、一日中ここに居たいよ」と仰っているのが聞こえて
うれしさのあまり、握手してもらおうかと思いました
それはあまりに怪しい人なので止めましたけど


帰路、見かけた観光バスのツアー名は
「世界に誇る弘前城の桜」
他県のバスに書かれたそれを見て目頭が熱くなりました


昨日、私は朝早くに訪れたので、人出が少ないと思いましたが
一日好天に恵まれ、個人客がどっと訪れたらしく
まつり期間中の人出が累計100万人を超え
昨日一日で42万人、過去3番目の記録だそうです


地震の後、遠出を控える人が大半なのに
こんな北の果てまで来ていただいて、本当にありがたいです
観光客が大挙として訪れるのが当たり前だと思っていたさくらまつり
もちろん、それくらい弘前公園の桜は素晴しいと思いますが
それは、一年中丹精を込めて手入れしてくださっている方のお陰であって
私がそれを当たり前だと思うのはただの勘違いと思い上がり
反省するときりがありません
今年はいろいろなことを、見直す年になりました




さて、弘前さくらまつりもいよいよ終盤
あれ?まつりが8日まで延長になったというのをお伝えしていなかったかも
ソメイヨシノは散ってきますが、散るときの風情もまた格別です
八重紅枝垂れなど遅咲きの種類が咲き始めています
弘前雪明りや鬱金(ウコン)はこれからです
さくらまつりはまだまだ、お楽しみがいっぱいですよ!!