散り忘れ?

今年の弘前公園の桜、ちょっといつもと違うようです
咲く前も、咲いてからも気温が低い日が続いたせいでしょうか



ソメイヨシノ、今日の写真です
胴吹きの花は普通早く咲くのですが
なぜか今頃開花






枝に咲いた花も遅く咲いたのか散り遅れたのか
ひとつの房でも、1個だけ残っていたり





日当たりの悪い木がこうなっているのかなとも思ったのですが
外濠の南側でも花が残っていたのでそうでもないみたい
何年か前には、木の天辺の花だけが遅く咲くということもありました
あれも、気温が低い年だったような気がします
花が咲くには必要な気温があるのでしょうから
微妙に咲くのをためらうような気候だったのでしょうね





【関山】
見ごろは過ぎていますが、まだまだ十分綺麗です
もう、何日も満開です
そろそろ散らなくて大丈夫?








この桜は種類不明









おしどりさんご夫妻
奥さんはちょっと地味ですね
何かを啄ばんでいて顔がブレました
奥さん地味なせいか
姉さん女房に見えます
常に前を歩いていたし



旦那さん、綺麗ですね
公園を散歩していると
たまに見かけるご夫婦です
キジとかリスもよく見ます








この枝垂桜も見ごろは過ぎていますが
ずっと満開、散るのを忘れているのでは?








何を撮ったの?って写真ですけど
同じ枝シリーズです
葉っぱが出たらどの枝だったのか
一瞬分からなくなりました
花の重みで私の腰の辺りまで下がった枝も
目の高さに戻っていました



ソメイヨシノは寿命が60年という説があったそうです
弘前公園では桜を剪定するという独自の方法でお手入れしているので
ソメイヨシノに寿命はない、と樹木医さんが仰っていました
樹齢百年を超える木がたくさんあっても
どの木も毎年見事に花を咲かせ、どの木も健康に見えます
地面や濠の水面につきそうなくらい枝が垂れ下がっていても
支えなく、しっかりと自立しています
支えが必要な木はごく一部だけです


少し前に見た都会の有名な公園の桜の木は
かわいそうなくらい病気だらけ
幹や枝に病気のこぶがたくさんあったり
梢にはテング巣病まで見えます
池の水面に垂れ下がる、というより
倒れそうなのをやっとのことで支えられている枝
水に浸かっている枝もありました
雪が降らないから大丈夫なのかもしれませんが
木の下を歩くのが少し怖いくらい


その公園によって、管理にかけられる手間やお金は決まっているでしょうし
どこの公園でも弘前と同じには出来ないことは知っています
それでも、改めて弘前公園の管理の素晴しさに感服しました


一年中この素晴しい公園を散歩できる自分は
もの凄く幸せ者なのだなぁ、と今更ながらに思ったりしています