降らないはなし - 弘前散歩

今朝、起きてテレビをつけたら

東青津軽・北五津軽・西津軽に大雨洪水警報

弘前（中南津軽）だけ降ってないの？

結界でも張ってあるかのように弘前にだけ来ない雨雲
何なんでしょうね、これ

夜に気温が下がらなかったので、朝からぼわーんとした空気で
今日は仕事するのもキツイかもと思いながら出勤

だんだん暗くなってきたので、降るのかな〜、降ってね〜
もはや祈りの気持ちです
間もなく雨の匂いを含んだ風が吹いてきて

ザァーーーッッ

ずいぶん急激な降りだなと思ったのもつかの間
30分も降らずに止みました、おーいっ！
何で弘前だけこうなのかな、本当に

でもザッとでも降ったら涼しくなりました、これはありがたい

1時間ほどしたら今度はしとしと降ってきました
粉糠雨っていうのかしら
糠がこんな風に降るとは思えないけど、この言葉の音は好き

ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ

泣いて田畑が潤うならいくらでも泣くけど（本当か？）
賢治さんのところは日照りよりも冷害の方が深刻だったのかな
これを読むとそんな印象を受けます

地球温暖化ということもあるけど
冷害に関しては低温に強い品種を育種することや
水管理の方法などである程度は乗り越えてきた
でも、渇水は人智の及ばないところ

バリバリのくせっ毛なので、梅雨時は髪のボリュームが倍になったり
洗濯物が乾かなかったり、カビが生えやすくなったり
嫌なこともたくさんあるけど
雨の匂いや雨が降る景色を見るのは好きです（前も同じこと書いたかも）
災害につながるような大雨を経験していないからかもしれませんが
しとしと降る雨には大地を潤す恵みと優しさを感じるのです

この国には豪雨は必要なくても梅雨は必要

お盆休みをとっている人がいるので
空席が目立つ、ひっそりとした雰囲気の今日の職場
久しぶりにしとしと降る雨が綺麗で
ついついぼんやりと眺めてしまいました
ずっとじゃないです、ちょっとです
ちゃんと仕事していました、本当です（誰に言い訳しているやら）
だって、結局30分くらいしか降らなかったから

今年は梅雨も含めて1日中雨、っていう日がない気がします
明日から雨予報ですけど、降るのか降らないのか微妙な感じです

正午に黙祷

そして、雨は午前中で終わってしまったので
その後、気温が上がって今日も真夏日
もう、何日連続なのかわからなくなりました

雨の降らない話しばっかりじゃつまんないね
なんか涼しい写真ないかなと探してみましたけどイマイチ

実家に咲いていた花（大分前ですけど）

テッセンとアッツザクラ