モノへの想い

今日は全国的に冷え込んだみたいですね
弘前も寒いです



岩木山も初冠雪(に、見えないかも)
写真はお昼なので、大分とけた後です


平年より18日、去年より24日早いそうです


今日は、ちょっとつぶやいています
いや、ぐだめきかも・・・
なので閉じます





5つのときに買ってもらった、おりがみの本です
カバーはいつの間にかなくしてしまったので
お菓子の包装紙をカバーにしてあります
ウン十年前のものですから
天や小口は日に焼けていますが
中はわりと綺麗です


父が本を大事にする人だったせいか
子供のころから雑誌以外の本を捨てたことがありません


実家は特別裕福だったわけではなく
今から比べればかなり質素な暮らしをしていたと思います
(その時代はどこの家庭もそんな感じだったと思うのですが)
だから、本もたくさんは持っていなかったので
買ってもらえた本は特に大事にしていたのかもしれません


怪我をして入院したときに、お見舞いに来た知り合いの小母さんに
何か欲しいものはと訊かれて「眠れる森の美女」の本をリクエストしました
その小母さんの娘さんが当時(今でも?)青森市で一番大きな本屋さんに勤めていて
「何とかの美女って本ある?」と娘さんに訊いたそうだから
当時、眠れる森の美女はメジャーでなかったのかもしれませんね


数年前ですが・・・
実家に置いたままになっていた
眠れる森の美女やシンデレラ、赤ずきんちゃん、アンパンマン
数少ない私の絵本蔵書をどこから見つけてきたのか姪が見ていたので
「それ、おばちゃんの本だよ」と言ったら
おばちゃんに子供時代があったことを理解できない姪はキョトンとしていました
本が好きでたくさん読んでいたわりには、今でもちゃんと読める状態なのです


子供の頃に植えつけられたせいか、今でも本は大事にします
1000円以下の雑誌でも、ちょっと高価な写真集でも
本が汚れたり、痛んだりすることに対して少し神経質かもしれません
(実は、本を読む前には必ず石鹸で手を洗います)
部屋が散らかっていようと、ちょっとぐらい掃除が行き届いていなくても
あまり気にしない方なんですが、本だけはダメです
あと、職場のデスクまわりも(散らかると効率が悪くなるから)




前置きが長くなりましたが・・・


今日、貸していた本が戻ってきました
袋から出した瞬間
「ありえない!」
心の中でそう叫びました


私が本を貸した人はその本をコピーしたそうです
天綴じの本をコピー機にはさんだらどうなるか想像していただければ
本がどうなったか分かると思います


そもそも、貸そうと思っていたのではなく
「こういうのが出ているよ」という情報提供のつもりで見せた本です
見せたらその人も買うだろうと思っていたのが(ちなみに980円です)
「他にもたくさん欲しいものがあって買えない」と言われて
貸してしまったのが間違いだったんでしょうね


2冊同じものを購入して、保存用が1冊あるのでまだ救われていますが
(↑それもどうなんだって、突っ込まれそうですが)
見る用の本とはいえ、悲しい状態です


私は人に本を貸してはいけないのだなぁ、と反省


こんなところで、ぶつくさ言っていないで貸した人に言えば?なんですが
「本、机に置いておいたから」と言い残して去っていった人のところに
わざわざモンクを言いに行けるような、そんな強い人に
なれたら楽かもしれないけど、ならなくていいや(逃げかな?)


実家の物置には、小学校と中学校の教科書が箱詰めされてあって
「(自分の家に)持っていかないなら捨てるよ」と
思い出したようにときどき母に脅されます


父の書斎には、父の小学校(国民学校?)時代の国語の教科書があります
だからというか、わたしの教科書も脅されながらも物置に鎮座しています
でも、そのうち引き取ってこないとね




無駄に長いお話にお付き合いいただきありがとうございました