お辞儀大国
子供の頃、海外の映画に出てくる日本人といえば
出っ歯で、髪は七三分け、黒縁の眼鏡に、首にはカメラを提げて
ひっきりなしにお辞儀をしている、そんなのばっかりだったかと思います
外国人の目には奇異に映る日本人のお辞儀
日本人にしても色々な意見があることでしょうけど
ここ、弘前もかなりのお辞儀大国です
城下町だからと一概には言えませんが、特殊な道路事情の弘前
外敵の進入を困難にするために枡形があったり
お城の近くの道路はほとんどお城を避けるように通っているので
お城を目指して行っても、ちょっとお城とずれたところに着いてしまう
わき道に入るとやたらと狭かったりするのも
敵が侵入してきたら両側から槍で攻められるようにするため
槍の長さによるでしょうけど、クロスするくらいの幅だそうです
武家屋敷が板塀じゃなくてサワラなどの生垣なのもそのため
それくらいの道幅だから、一方通行も多い
とにかく、道が分かり難いと県内でも評判が悪い弘前ですが
雪が積もると更に道幅が狭くなって車のすれ違いが困難です
冬のことを考えれば、一方通行って賢いじゃん、と思うくらい
すれ違うことがないから、超スムーズに通れます
もの凄く前置きが長くなっていますけど･･･
雪が積もると、朝はわずか20分ほどの通勤途中でで5〜6回はお辞儀をします
道幅が狭いところでは、待避できるところで譲り合わなくてはいけないので
譲ってくれた方にお辞儀をして通り過ぎる
だから結構な回数お辞儀をすることになります
片手を挙げて「サンキュ！」って感じの人もいますけど
（↑圧倒的におじさん、女子はあまりやらない）
頭を下げる方が自然な感じがします
そんなお辞儀大国に住んでいるせいか
電話をしているときまで見えない相手にお辞儀をしてしまう日本人
私は嫌いじゃありません
先週、2度目の追加予算がついた弘前の除雪費
昨日あたりから、突貫工事のように排雪作業が行われています
前回の排雪の後に大雪が降り、ここ何日かの暖気で中途半端に融けたので
道路状態は最悪でしたが、排雪のお陰で今日はスムーズに帰れました
昼夜を問わず作業される除雪隊の方々には頭の下がる思いです
特にお城の周りは歩道もみごとに除雪されていますので
明日から始まる雪燈籠まつりにいらっしゃる方もたぶん大丈夫だと思います
万が一、滑り止めのない靴で来てしまった方、滑り止めはあるけど心配な方は
観光案内所などで長靴や滑り止めの無料貸し出しもあります
万全の装備で、お祭りを楽しんでいただきたいですね
昨日ちょこっと書いた写真教室は明日の夜
よく考えたら、参加できないことが判明
明日は雪明りのキャンドルサービス（？）に参加したいのよ
去年、参加できなかったんですよね〜今年こそは！
好きなところにキャンドルを置いて
オバちゃんにはちょっと恥ずかしい感じでも
中国人には大人気の館神跡
