侮れない

起きたら爽やかな青空だったので、県立美術館へ行ってきました


冬のコレクション展は3月下旬までなので
もう少し後でもよかったのですが
気仙沼/リアス・アーク美術館の展示が早く見たくて


しかも、来週は仙台に行くつもりだったので
今週のうちに行きたかったんですよ
が、どうも来週の仙台、ホテルがどこも取れない
何でだろう?・・・・・・入試でした
そりゃあ、どこも空いていないわ


ということで仙台は延期なので
今日じゃなくてもよかったんですよ県美は
でも、その気になってしまっていた上に、天気は上々
うきうきと国道を北上しましたよ




怪しくなってきたのは旧常盤村の辺りから
路面に雪があって(弘前は舗装が見えていました)おや?
青森市(旧浪岡町)の標識が見えた頃には空が鉛色に
正面に見える山が白くかすんでいて、明らかに雪が降っている様子
それより、何より、道路脇の雪の壁!3mくらいある?4m?
ここ、国道7号だよね?八甲田ゴールドラインじゃあるまいし


その後はどんどん吹雪いてくるし、路面も脇も、進行方向も全部真っ白!
怖い・・・、戻った方がいいか真剣に悩みましたけど
Uターンする場所もないし(泣)
本当、写真を撮れるものなら皆さんにお見せしたかったです


何が怖いって、青森(市)に行くのには山越えしないといけなくて
その山と山を繋ぐ橋、鶴ヶ坂1〜3号橋、これが怖いことこの上ない
山の高いところに架かっている橋なので他の道路よりも凍結具合が半端ない
真っ直ぐ走っているだけなのに、クルリ一回転してしまう車の多発地帯


橋の手前の気温表示が−3℃、大丈夫か?大丈夫なのか〜?!




大丈夫でした、辛うじて・・・
でも、こういうのは金輪際、嫌です
雪道ドライブが苦手で、冬場は絶対遠出しないのに、油断しました
弘前も青森も積雪100cm超、大差ないかと思っていましたけど
私が見た感じの印象だと積雪、青森は弘前の倍でした
青森に比べたら、弘前の雪なんて子供だわ





県美は雪に埋もれて道路からは全く見えず
もはや何が何だか・・・白すぎです







やっぱり、来週以降にすべきだったとちょっとした後悔を伴いつつ
チケットを貰って、気付いたこと


あ、今日、2月19日だ


ここから、頭の中で今日やらなくてはいけないこと
やりたいことが駆け巡ってちょっと眩暈
それは置いといて・・・


今日見た展示は、思ってもいなかったものがあって
今のタイミングで見ることができてよかったです
無理をしても来た甲斐がありました





あおもり犬の王冠も今年は格別に大きいね


おそらく、雪片付けしているでしょうけど
雪に埋もれたあおもり犬は
いつもより小さく見えました




冬のコレクション展、今回、私のお目当ては小島一郎さんです
小島さんはやっぱり冬なんでしょうね
でも、去年より展示数は少なかったです、ちょっと残念




都会の青年は小島さんの写真を見て「かっこいい!」と言ったという


あの強烈な白と黒のコントラストはかっこいいのかもしれない
でも、戦後の津軽を写したその写真
田んぼで作業する頬被り姿の農夫や
地吹雪の中、かくまきを身にまとい歩くご婦人
それは、私の父母や祖父母の生きた時代
貧しかった生活そのものを写しているもので
私にはかっこいいという感想はおよそ出てこない


この時代があって、今の私がいる
この時代を生き抜いてくれた方たちへの感謝の気持ち


小島さんの写真を見ると、気が引き締まる
それと同時に、体の中で何かがじゃわめぐ
・・・やっぱり、津軽衆だからかな


明日からも頑張らなくては、という勇気を貰う
私にとってはそういう写真です




展示室の入り口で小島さんご本人の写真がフィルム上映されていて
小島さん!男前でした(笑)





県美のオリジナル手ぬぐい
今年のカラーはグレーでした


奈良さんのグッツもちょっとずつ新しいものがあって
冬なのに、何故か新しいTシャツがあったり
買うか迷いましたが今回は保留



来月はメンバーズシップの更新もしないとね
それから、4月から始まる企画展は


フィンランドのくらしとデザイン−ムーミンが住む森の生活展


楽しみです♪