また会えたら

だいぶ日にちが経ってしまいましたが
Spoon Cafeに行ってきました


久しぶりなので
Spoon Cafeとは・・・



cafeで本を読むように、音楽を聴くように
ゆったりと木を削る。
コーヒーと、お気に入りのものづくりを楽しむ
期間限定cafe。
(フライヤーから抜粋)




会場は弘前の家具屋さん、EasyLiving
2階のオープンスペースが会場でした(1階は工房)
もちろん講師?はEasyLivingの葛西さん








今日は長いですよ
とりあえず、閉じます
お時間のある方だけどうぞ〜




参加者は始まりの時点で友人と私を含めて女性が5人


私と友人に「説明要る?」って葛西さん
(↑経験者にちょっと冷たい)
「要ります!」おいっ、と突っ込みたくなりながらも
みなさんと一緒に説明を聞くところからスタートです


まずは、どの木を選ぶか(写真撮り忘れましたごめんなさい)
あらかじめスプーンっぽい形にカットしてあるものか
真平らな板かを決めます
プレカットしてあるものは短時間で仕上げられるけど
みんな同じようなものができる
板からはじめれば、時間はかかるけどオリジナルのモノが出来る


さて、どうしますか?


と問われて、みなさん一斉に


時間はどれくらいかかるの?


プレカットの方は、早い人なら2時間、普通は4時間から5時間
でも、これは人それぞれで、えっ!そこで終わるの?という人もいるし
綺麗に仕上げたいと思えばもっと時間はかかることもある
板のほうなら早くても4時間くらい、長ければ7時間とか、1日で終わらないとか・・・
(↑みたいな説明をしていたと思いますが、あまりちゃんと聞いていなかった)


という説明をされれば、まぁ、大概はプレカットを選びますね
私たち以外はプレカットを、オニグルミとイタヤカエデと桜だったかな
友人は桜の板、私はタモの板を選びました
タモって、あまり認識がなかったのですが
硬式野球のバットに使われるくらい硬い木なんですね


まずは、彫刻刀で口に入る部分の内側を彫ります
葛西さんが彫り方の説明、まずは木目に対して直角に・・・
(↑これは私たち以外に説明していたので)
前より、説明が丁寧じゃない?
プレカットは500円増しだったよね、と友人とコソコソ話


板から始めるときは、作りたいスプーンの形を
板に鉛筆で描いていくのですが
お向かいのお姉さんが私たちを見て
「すごい!絵が上手」って
え〜っと、スプーンのアウトラインを描いているだけなんですけど・・・


こんな風になんとも会話がかみ合わない状態で始まったのですが
このお姉さん、終始面白かったです
葛西さんをキャプテン呼びしていました
子供連れだったので、長時間は無理だからプレカットにしよう
と言いながらも、やっぱり大きい方がいいよねと桜を選んで
(大きいものは削る面積が大きくなる分時間がかかるし、桜は硬い)
硬い硬いと言いながらも、ザクザク豪快な音をさせて削っていました


スプーンの形を木に描きながら
何か、前回と似ている気がする・・・そうつぶやく私に
背後から魔のささやきが


大丈夫、前回と同じものできるから♪


葛西さん・・・楽しんでます?
まぁ、いいですけどね




何とかデザイン決定
さぁ、いよいよ彫り始めます



削り始める前に写真を撮るのを忘れていました
なんだかぱっとしない写真でスミマセン
↓内側を彫り終わったところ





お隣のテーブルにも一人またひとり、気付けば満員
男性も一人いました、珍しい〜




ここでお昼になったので休憩
(全然進んでいないけど、お腹が空いたので)



外にあった看板、フライヤーと同じ絵ですけど
今回のゲスト 熊谷晃太さんのイラストです
大人がスプーンを削っている反対側で
子供が熊谷さんと一緒に絵を描いているのです
まぁ、小学低学年男子ですから
1時間もちませんでしたけど(笑)




で、午後もせっせと削り続け・・・



とりあえず大体の形を削り終わり
ここから外の丸みを削っていきます




と、ここまでくる間にお向かいのお姉さん二人は未完成のままお帰りに
お隣の方は完成させてお帰りになりました


入れ替わりに若いお嬢さん3人登場
・・・・・・を見てきました(最初のほう聞こえなかった)


多いですよ、そういう人、一番遠い人で鎌倉
葛西さんのその返事で・・・・・・の部分は推察できました
(ここでは書けません、ごめんなさい)


あ〜、鎌倉のお嬢さんね、って顔を見合わせる私と友人
前回ご一緒した方、別のテーブルだったのであまりお話できなかったけど
その日の最終便で帰るから、って時間ギリギリまで作業してて
私たちがのんびりお茶して帰る頃にやっと完成したんですよね


前のときのエントリーにも少し書いてますけど
そのお嬢さんのことはずっと気になっていたので
ちょっと友人も話してみました


あの娘さ、時間なかったじゃない
駅まで送ってあげればよかったなって後で思ったんだけど・・・


あぁ、そうだよね、もう少しゆっくりできたかもね


全然知らない人を車に乗せるって
一般的にどうなんだろうって思いもあったので
友人があっさり同感してくれて、ちょっとうれしかったのでした
せっかく弘前に来たのだから、楽しく帰って欲しいですからね・・・




ずいぶん話がそれてしまいました



3人組は葛西さんにお話を聞きながら
「じゃあ、オニグルミにしないと」「私は桜にしないと」
賑やかに使う木(プレカット)を選んで
作業もずいぶん賑やかで(たぶん、年齢的には普通なんだと思います)


私たちはお茶休憩を挟みつつ、その後も2時間ほど削り続け
どたばたしながらも、3人組は完成させてお帰りに





友人はやっぱり私より早く完成
ホント、上手いよね
でも、柄が細いので
アイスはやわらかいのまでだよ
って葛西さんがアドバイスしてました




そして、またしても私待ちに



・・・っっ完成!とりあえず
ちょっと仕上げが粗いけど
それは後で直そう
よく見れば左右のバランスが悪いわ〜




今回は仕上げの油はウォルナットオイルでした



記念撮影、左:私作、右:友人作
桜の質感って、独特です
タモは写真だとクルミと似てますね




もの凄くデジャブ感がある・・・
ちょっとがっかりした雰囲気の私に


ちょっと待って、たぶん前の写真あるから
って携帯のデータホルダを探す友人


あ〜、ほら違う違う、似てるけど・・・(笑)


一人で参加しても楽しいSpoon Cafe
でも二人だとやっぱり倍楽しいよ、ありがとね




私たちが出来上がる少し前にお向かいで作り始めた方
harappaのスタッフさん
私たちが10時から始めたと聞いて


スゴイ集中力ですね!


・・・集中してた?いや、別に、ときょとんとする友人と私
だって、ここはSpoon Cafe、ゆったりと木を削っていただけですから
7時間くらい、別にどうってことはない(←そう、今回も7時間)




私たちが帰る頃にはお絵かきスペースは素敵な展示場になっていました



子供たちと描いた絵と熊谷さんの絵
あったかいな







Spoon Cafeの独特のあたたかい空間が好きです
今回は参加者が多くて、入れ替わりが激しかった分
ほっこり感は少し欠けましたけど
それでも、やっぱり楽しい1日でした



harappaスタッフの方がブログで仰っていたSpoon Cafeの魅力


葛西さんのもつ魅力
あったかい飲み物やおいしいおやつの力
それぞれのお客さんのもっている雰囲気
全部がまざって、ほこっとした雰囲気になる




3人組のうち一人が、刃物の使い方がどうも危なっかしくて
彫刻刀の段階で、harappaの小杉さんが危ないよと声をかけるくらい
切り出しを鉛筆のような持ち方で、これが削りやすいと言う


怪我して欲しくないから言うんだけど・・・
この方が削りやすいし、危なくないと思うけど、どうだろう?


いや、男前ですわ、葛西さん
この言い方じゃないと、あのお嬢さん直さなかったと思います
私、心の中で秘かに拍手しておりました




小杉さんの入れたコーヒーが意外にも美味しかったです(失礼!)
コーヒーミルの音っていいですよね
うちのもちゃんと使おう、まずは豆買ってこないと




お隣のテーブルの方たちともお話したかったな〜


お昼前に一人で来たお嬢さん
緊張した顔で入ってきたけど
帰るとき、本当にいい顔してました
完成しなかったので、また来ますって


凄く背の高いお兄さん(180cm以上?)
おっきな手で、小さなスプーンを作っていました
こちらも完成せずにお帰りに


まだやりたいのに・・・
お気持ち分かります、奥様
でも、お大事に


最後に私のお隣に座ったのは
娘さんの参観日が終わってから参加したお母さん
プレカットじゃなくて木から作り始めて
3時間くらいで結構いいところまで行ってました
はやっ!何者だ?
完成品が見たかったです





全然知らない同士が、同じ空間で同じ作業をする
その連帯感?いつの間にか話が弾んで手が止まっていたり
集中すると話が止まって、でもそれも気まずいわけでなく
自然にまた話が始まって、また静かになって・・・


ちょっと形ができてくると、お互いに褒め合ったり
他を見て、やっぱり柔らかい木にしておけばよかったと後悔したり
誰かが完成したら、みんなで拍手〜〜〜!な感じとか


一人でもスプーンはできるけど
あの空間が病みつきになってしまうから
また機会があったら、参加したい
みなさんに、また会いたい、お話がしたい





とどのつまり




Spoon Cafeが大好きです!(←何の告白だよ)







そして、私のデジャブは・・・



まぁ、同じ人間の作ったものですから・・・
生まれた日が違う二卵性双生児ということで(笑)





無駄に長い文章に、最後までお付き合いくださり
ありがとうございました