街が変わる

土手町の人の流れが変わったらしい


そんな話を聞いたのは一昨日
百貨店に書店が出店した、それだけで
人の流れが変わるだなんて
まだ1ヶ月経っていないし、本当かしら?
いろいろ見たいものもあるし、どてぶらするかー


角を曲がった瞬間、おっ!と思いました
自転車が多い!走っているのも停められているのも
歩道を歩く人も、いつもより若干多いかな
弘前では 自転車≒中高校生がいる なんですよね


百貨店に入ると、明らかに客層が違う
お父さんと中学生の娘さんという組み合わせ
学校ジャージを着た中学生の二人連れ
オタク?っぽいおにいさん
とにかく、若い人がいることが珍しくて


エスカレーターで各階を見ながら上がりました


やっぱり、書店と文具店は賑わっています


なにこれ?アルバムがいっぱいある〜♪
どれにする?の弾んだ声


文具売り場のそんな雰囲気に自分も楽しくなる


たくさんある中から選べる自由
都会では当たり前のことも、田舎ではそうはいきませんから


若い人はたくさんお金は使わないでしょうから
お店としてはそれほど歓迎される存在ではないかもしれませんが
そこは未来への投資、土手町へ来る習慣さえできてもらえれば
それでいいのかな、と思います


お菓子屋さんが閉店した後、空き店舗になっていたところに
近くの雑貨屋さんが移転して、新装開店していました
混んでいたので、外から見るだけにしましたけど
この雑貨屋さん、私が高校生の頃に小さなお店から始まって
(当時はカウンターでコーヒーが飲めるお店でした)
だんだん店舗が増えて今は4店舗?
でも、お店が増えて商品が増えるほどに
私が欲しいものが減るのは何故なんだろう(苦笑)


それはさておき・・・


昔のような賑わい、そこまではなかなか難しいでしょうけど
ちょっと人通りの増えた土手町を見てうれしい週末でした


今はもの珍しさも手伝ってのことかもしれませんが
街が変わるきっかけになっていけばいいですね




とか、言いながらまたここでは本は買わず
いそいそと、別な本屋さんに行くんですけどね(笑)






また、買ってしまった



2002年に弘前で開催された展示会の写真集





これは、作品集ではなく展示会の写真集
もちろん作品がメインに写ってはいますが
ボランティアスタッフの作業風景や
作品を見ている観覧客なんかも写されています



これを初めて見たのは2度目の展示会の売店かな
その後はharapppaのギャラリーで何度か
紀伊國屋書店では何度となく
何度見ても、買えなかった(買わなかった)写真集
なぜか、今、購入


作品は本物を目の前で見てナンボ
自分は展示会を見たのだから、写真集は要らない
そう思っていました
私は見たから、っていうちょっと傲慢な感じ


3度もあった展覧会で、どうしても一歩踏み出せず
ボランティアに参加しなかった後悔
開く度にこみ上げる複雑な思い
欲しいけど欲しくない本
ただの天邪鬼なんですよね


あの展示会から10年の時を経て
頁をめくれば、そういえばこうだったと思い出す
どんなに深く刻んだつもりでも薄れていく記憶
これがなければ、思い出すことすらできなくなる
そう思ったら、足は真っ直ぐレジに向かっていました




10月から県美で開催される展示会、楽しみです♪




それにしても、紀伊國屋さんの郷土コーナーの充実っぷりといったら
色々買いそうになりましたけど、違う本↑買っちゃったし
立ち読みだけしてきました(今度ね)
地元の出版社の本が面白いんですよね
「文集ひろさき」まであるし!
(↑市内の小学生の詩と作文集)


弘前は人口の割りに地元の出版社が多いとか
どこかで、そう聞いたのですが、はてどこで?スミマセン


津軽書房、路上社、書肆北奥舎、北方新社・・・
新聞社や国立大、私立大でも出版しているし
○○研究会とか、○○協会とか
自費出版の印刷を手伝っているだけの会社なのか何なのか
実のところよくわからないのですが


郷土のことを書いた本が多いですね
週間ランキングに郷土の本が2位って
(1位は本屋大賞ですよ)
どんだけ皆、弘前好きなのよ


この間まで桜の写真集を特集していたコーナーでは
北欧・フィンランド特集
県美の展示会のチラシが貼ってあったりして
頼まれたわけでもないでしょうに、こんなことやってくれる本屋さん
やっぱり楽しいね〜♪


あ、ジュンク堂の建築コーナー
青森の建築特集になっていて面白かったですよ
(↑ちょっとだけフォロー)
知り合いの建築士に会ってしまい
何してんの?って顔されましたけど
パースの描き方、建築模型の作り方・・・
色々な本があって面白いしー


スミマセン、ただの素人の建築好きです




本屋の話だと無駄に長いですね