もう一度 立ち上がろう

今日、書きかけが2回消えました(涙)
1回目はほぼ終了間際だったのに
冬なると多いのよね、原因はたぶん静電気
くじけそうですが、頑張ります・・・




年末に写真だけアップして放ったらかしにしていたこちら



3つのおきあがり小法師


右から
福島張り子
岩手南部鉄器
宮城ケヤキ




昨年、東京で開催されたIMF総会の記念品として
日本から各国参加者へ贈られたものです


もともとおきあがり小法師は福島県会津地方の民芸品ですが
この3つは福島、宮城、岩手の代表的な素材を用いて作られています
何度倒れても起き上がる「七転び八起き」の精神
再び起き上がって日本、世界の経済回復を東北から
というメッセージが託されているそうです


岩手県ちゃんは
伝統的な南部鉄器の鋳造所と
ハイテク原型工場の設計のコラボ
鉄の塊が起き上がる構造に重心を計算するのは
素人が考えても難しそうです
コンピュータを駆使してもなかなか起き上がらない
諦めかけたところで拾い上げた試作品の原型から
奇跡的に起き上がるものができたのだそうです
他の2つに比べてゆっくり起き上がる感じが
なんとも愛おしいまっくろすけちゃんです


宮城県ちゃんは
宮城県の県木・ケヤキを使って
黒石のこけし職人が仕上げたものだそうです
こんな小さいの、ろくろ技術の高さに驚愕です
青森の職人さんが参加されていたことが
ことのほか嬉しいです


そして、これをプロデュースしたのが
青森県で活動しているtecoLLC.さん
以前は弘前の吉井酒造の煉瓦倉庫に事務所がありましたが
(わんこの公園の隣ね)
王余魚沢(かれいざわ)倶楽部に移転
更に冬は青森市内に事務所を構えたみたいですね
あさってラボがなくなって残念です


話がそれました


この3つのおきあがり小法師は
10月から一般発売されました
信販売もできるみたいですけど
弘前では代官町のgreenさんで取り扱っていて
お正月飾りにしたいと思って買ってきました


greenさんで、あるのを全部出してもらって
この子たちを選んできました
やっぱり通信販売にしなくてよかったです


岩手県ちゃんは鋳型で作るのでほぼどの子も一緒
宮城県ちゃんは形はほぼ均一で
手描きの顔は若干の違いがありつつも安定
問題は、福島県ちゃんですよ


張り子も型があるのでしょうけど
形もばらばら、お顔もそれぞれ表情が違っていて・・・
レジカウンターで悩みました
店員さんがゆっくり選んでくださいって仰るので
お言葉に甘えて、結構長い時間悩んでいたと思います


でも、こういう時って、悩んだ挙句に
最初にいいと思ったのに戻ったりしませんか?


ぱっと見たとき、この子が一番優しく笑っているように見えたのね
でも、この子、頭の黒い部分の塗りがちょっとだけはげてたの
それで他のにしようかなと思ったんだけど・・・
こうやって、この子、売れ残るのかなと思ったら
逆に愛着湧いちゃって、我が家にお連れしました




お正月飾りといいつつ、今もまだ飾りっぱなし
津軽塗の皿(?)に乗せたら、ジャストサイズで
ひとりご満悦なのです


意味もなく、何度もゆらゆらさせて
よっこいしょっ!と起き上がる様を見ては
その度に励まされています(笑)