県美−種差展

朝起きたら雨が止んでいました
大雨注意報も警報にはならずに解除されたみたい
梅雨前線が北上しているので引き続きご注意ください
だそうで、梅雨前線が北上、ということは・・・・
関東では梅雨明けしたとか、早速暑くなっているみたいですね
関東は雨の期間がずいぶん短かったのでは?
夏の水不足が心配ですね
東北も、もう少し、じっくり降って欲しいところです




県美では、今日から新しい企画展が始まりました


種差 −よみがえれ浜の記憶



フライヤーは2種類、A4が縦に見開き
表紙は


東山魁夷「道」(左)
吉田初三郎「八戸市鳥瞰図」(右)


どちらも素敵です




先週、A-FACTORYで行われた鳥瞰図トークに参加してきました
講師は八戸街かどミュージアム研究員の小倉学さん


吉田初三郎という方、正直、存じ上げなくて
鳥瞰図だから、勝手に江戸時代の方かと思っていたら
大正から昭和にかけて活躍されたそうです


庶民が気軽に旅行に出かけるようになった時代の
今で言う観光ガイドマップ
それが吉田初三郎の鳥瞰図なんですって
そういわれてよく見たら、鉄道が中心に描かれています


全体に超デフォルメされて描かれているのですが
八戸の鳥瞰図でも太平洋側は東京まで日本海側は下関まで
その情報いらないでしょ、と思わず笑ってしまいました


用途はガイドマップとはいえ、立派な芸術作品
色合いがとても綺麗で、緻密に描かれているので
ずーっと見ていても飽きないです



八戸の地サイダーをいただきながら
1時間のトークはあっという間でした


でも、サイダー1本は飲みきれず
申し訳なくも、残してきました




そして、はっと気付けば会場にはスタッフの他は私だけ
みんな引き際が早い!


でも、折角の機会なので弘前の鳥瞰図をガン見してたら
小倉さんが話しかけてくださって
私が弘前から来たと言うと
弘前は凄く綺麗な鳥瞰図があるんですよ
と図録?をわざわざ持ってきて見せてくださいました


緑から青のグラデーションが美しい鳥瞰図でした
たしか4メートルくらいあるんですよって
熱く語ってくださる小倉さん
吉田初三郎への敬意と鳥瞰図への情熱が伝わります


弘前公園には桜が咲いていたり
建物も本物の外観どおりに描かれていて
説明聞きながらこちらもちょっとテンションup!


そして、ふと下に書いてある小さな文字をよく見たら
弘前市立図書館蔵」
なんですと?これには小倉さんもあれ?みたいな感じで(笑)


で、市立図書館の蔵書検索したら、ありましたよ
弘前市鳥瞰図原画」
禁帯出(そりゃそうだろ)、利用可


利用可ってどういうことなんでしょう?
お願いすれば見せてもらえるのかな?


大きさが
75cm×336cm 本当に大きいんですね!


しかし、弘前の市立図書館って藩政時代の古文書とか
本来、博物館で保管しなくていいの?みたいなものが
結構あるらしい、とは聞いてましたけれど
印刷物じゃなくて、原画ですよ、いいのかな〜その状態


そんな話はさておき、種差展楽しみです
前売り券も買いました
しかも、前半と後半で東山魁夷の作品を展示換えするため
前半見た人は半券持参で後半もう一度入館できるそうです
こういう心遣いはうれしいですね


トークの中で、聞いたところによると
種差海岸は77年前に十和田が国立公園に指定されたときに
一緒に申請していたそうです(結果は十和田だけだった)
80年来の念願かなって、というのはこのことだったんですね


震災があって、三陸復興という名前が付いた指定でしたけれど
地元の方々が指定に向けてずっと努力されてきたからこそ
なのではないかと思います


今頃ですが、種差海岸、国立公園指定おめでとうございます




さて、種差展、今月中に行かないとね
展覧会に行ったら、種差海岸に行きたくなるでしょうね
(実は行ったことがありません)
忙しいわ〜




どうにも、タイトルが決まらなくて
今これ使ったら、展覧会見たあとはどうすれば?
それは、そのとき考えよう・・・