声の記憶

雪がほどほどに降っています
昨日はまとまって振ったように見えましたが
今朝は除雪が入りませんでした、なんでだろー


弘前の積雪の観測機が故障しているそうで
いま、積雪がどれくらいなのかが分からないんですよ
70cmくらいかな、大雪だった去年に近付きつつあります





どれくらい積もったかな?
朝カーテンを開いたら
雪は積もっていなくて
月がお出迎え
月におはよう、と言ってみた
なんか、変だね(笑)
もうすぐ下弦かな






先日お亡くなりになった、やしきたかじんさん
一昨日かな、過去の音源を復活させるとか
そんなニュースだったと思うのですが
テレビから「砂の十字架」と聞こえてきまして


えっ!それって、たかじんさんの曲だったの?!


関西で活躍されていたタレントさんのせいか
正直なところ歌手だったのもよく知らず
亡くなられた直後にワイドショーで流れていた曲も
そういえば、聞いたことがあるような
くらいのものでして


「砂の十字架」は30年以上前に公開された
アニメの劇場版主題歌
当時、小学生だった私は姉と姉の友達と
劇場でこの映画を見ています


なぜか、今回、曲名を聞いたときに
ぱーっとメロディーが頭の中で流れました
メロディーというよりは歌いだしの声
という方が正解かもしれません
不思議ですけれど、よく考えたら
曲名を記憶していたことすら奇跡のようなもの


アニメの主題歌なのに暗い曲だなとか
そんな風に思ったような記憶があります
話の内容と合っていないような違和感
映画の主題歌というのはこういうものなのかなとか
とにかく、よく分からなかったのだと思います
言葉の意味はわかっても、歌詞の意味はわからない
こどもですから、そんなところでしょうね




どんなに大切なことでも、亡くなった人のことは
忘れたくないという気持ちとは裏腹に
時と共に記憶は薄れていくもの
そして、一番最初に忘れるのが声なのだと
以前、何かで聞きました
遺影など写真を繰り返し見るので顔は忘れないけど
声を録音してあることはあまりないので
聞かないでいると忘れるのだそうです


でも、父がなくなってから結構経ちましたけれど
声を忘れたという感覚はないのですよ・・・・
覚えているという思い込みかもしれませんが


30年以上前に数回聞いただけの知らない人の歌声でも
思い出すとはなしに頭の中を流れるのだから
父の声を簡単に忘れる訳がないじゃない
と、妙に自信が湧いてきたりしています


とはいえ、やっぱり声の記録が残っていたら
それはそれでいいだろうなと思ったりします
子供の運動会や学芸会の映像はたくさんあっても
親のものって、一般的に少なそうですよね


忘れない自信はあっても
家族の声、残しておきませんか?