機会は逃ちゃダメなんだよね

梅雨らしい日が続いています
一旦、暑くなったので半袖で出かけてしまい寒い思いをしたり
朝寒くて(15℃以下とか)長袖を着て出たら、蒸し暑かったり
調整できる服装って難しいですね


クセ毛剛毛多毛の三重苦な私は
梅雨に入るとすぐに髪を切ります
それでもなお、どんなに頑張っても
ぐりんぐりんになってしまうので
諦めて鏡を直視しないようにしています(笑)


でも、梅雨は嫌いじゃないです
(雨が降るのを見るのが好き)




さて、ちょっと長く休んでしまいました
調子が悪かったとかそういう訳ではなく
書いては消し、書いては消しを繰り返し
なかなか筆が進まないうちに時間が経ってしまいまして
その割りに、たいしたことが書けていないのですが
ま、私の文章力ではこんなもんだろうと思うので
とりあえず、アップしてみます(言い訳だなー)




先日、会期ぎりぎりに観覧してきた県美の展覧会
土曜日のギャラリートークを目掛けて行って来ました


県美開館以来、常設展にたびたび展示されていた
とある作家さんの作品がとても苦手で
気持ち悪くて、恐くて、直視できなくて
立ち止まることなく通り過ぎたり
ショートカットしてしまったり
失礼ながらそんな風に接していました






あなたの肖像 − 工藤哲巳回顧展




展示室に入ってすぐ目に入ったのは油彩
油彩を見るのは初めてでした


あれ、津軽塗


それが第一印象
意外にも、とても親しみやすくて拍子抜け


幼少期を津軽で過ごしていたのでその影響があるのか
ご本人も津軽塗みたいだと話していたことがあったとか
(村上善男さんと、と聞こえたような?)


一見不気味な作品が、実はとても緻密で、繊細で
恐ろしく根気の要る作業の繰り返しからできていること
今となっては珍しくはないインスタレーション
その言葉や概念がない時代に先駆的に行っていたこと
作品のタイトルが一行のエッセイであること


学芸員さんに一つ一つ丁寧に解説していただきました




薄目を開けて見たり(←子供か!)
素通りしていては気づけなかった世界
その中に入ることはやっぱり難しいのですが
入り口からそっと覗くくらいはできるようになったかな


作品ではないのですが
奥様が作品作りをお手伝いしている写真
アイロン掛けしている姿に感動しました
(ぱっと見、とても衝撃的ですが)




この展覧会、苦手なのだから
無理をして見なくてもよかったんですけれど
見てみようと思ったきっかけはいたって不純




こういうリアルでシュールな作品、大好き


そう言う人がいたから




何もかも、共有する必要もないし
そんなこと、土台無理な話だし
同じものを好きになる必要もない
でも約2年の歳月を経て巡ってきた今回の展覧会
この機会を逃したら、きっと一生無理


学芸員さんのお力をお借りして
やっと向き合うことが出来ました


行ってみてよかったです


ただ、好きかと聞かれれば、好きではないです(苦笑)
でも、もう逃げることはしなくて済みます




今年はヨコハマトリエンナーレの年ですね
3年前、行けたのに、ちょっと面倒くさくて
(実は内容が理解できていなかった)
行かなかったことを激烈に後悔したっけな・・・


今回の出展作家を確認してみましたが
工藤哲巳さんの作品は展示されないみたいですね
それはともかく、機会があったなら
今年は逃さないようにします!






あおもり犬への連絡通路は
工事のために一時閉鎖中
直接会うことはできないのは残念です






そして、あおもり犬に会って思い出す
わんこにご無沙汰だなー(ごめんね)




タイトルが一行のエッセイって素晴らしい
私の付けたタイトルは今日もお粗末ですわ