風が吹く夜のひとりごと

今日は一日中、風がびゅんびゅん
午前中は青空が見えたり日も射していたけれど
今何が降っているの?っていうような音がしたり
不安定なお天気が続いています




先日参加したトークイベントのこと
開場が19時で、開演が19時30分でした
私は19時10分くらいに到着したのですが
席は3分の2くらいが埋まっていて若干出遅れた感じ


私が座った頃に、ゲストさんたちが


まだ7時10分なんだけど、もしかしてもうみんな来てるの?
こんなに早くに揃うなんてことあるの?


と、信じられないご様子


実際はまだ2〜3人来ていなかったので
その方たちが来てから開演したのですが
ゲストさん3人とも関西の方、相当驚いていました
でも地元の人にしたら、別に普通かな、って思ったんですよね


雪国に生活していると当たり前のことなのですが
冬は、早め早めに動く習慣がついています


朝の通勤も、雪のない季節なら30分かからないところが
1時間以上かかることも珍しくありません
遅刻しないように1時間くらい早く家を出てきている同僚もいます
そうすると、始業時間より30分くらい早く着いてしまうのだけれど
それより10分遅く出ると渋滞して遅刻するから仕方がないと


私は冬でも渋滞しない方面に住んでいますが
それでも15分くらいは早く出ます
たかが、15分ですが、朝の15分は貴重です
雪がなければ10分で着くところを15分早く、ですからね


まぁ、渋滞を理由に遅刻する人もいますが
そういう人は稀です




雪が降れば道は渋滞するし、電車はちょくちょく止まるし
見通しが悪くなれば、車を走らせること自体が無理のこともある
いろんなことを想定して、動いた結果、みんな早く着いた
それくらい、楽しみにしていたイベントなんですよ
って、ゲストさんに教えてあげたかったです




都会に行くと食べ物屋さんに行列が出来ているのを見かけますが
あれは、田舎者には無理、待っていられません
ああいう時間は、無駄に感じてしまうんですよ


でも、移動に時間がかかるとか
早く着いてイベント始まるまで待っているのとか
そういうのは、全く苦にならないし
なんなら、待っている時間も楽しいくらい


一斉に人が動く状況下で、混雑している中を
人を押しのけてまで先に行きたいとも思わないし
最後になっちゃたら、それも仕方ない
さすがにそういうときに、いつも最後だと
ちょっと運がないなとは思うかもしれませんけどね


そういう時間がもったいない
それは確かにそうかもしれないけれど
必要な時間、と考えるようになっているのかも
そうじゃないと、生活できないですからね


南国の人はのんびりしているイメージですが(←違う?)
雪国の人も、他所の人から見たら相当のんびりなんだろうな




余談ですが
いつも急いでいる都会の方に


田舎のエスカレーターは並ぶほど混雑することがないから
右に寄るとか、左に寄るとか、そんなルールもありませんが
エスカレーターは歩くもんじゃないんですよ、危ないですからね
それに、片側にばっかり乗ったら片側だけ磨耗するだろうに
四肢に障害があって、右か左、どちらかにしか立てない人もいる


2人並べるように設計されているものは
知らない人同士でも2人並んで乗ればいい
そのほうが列が短くなって早く着く
子供連れだって、並んで乗ったほうが安全


急いでいる、それはあなたの勝手な理由
急いでいればスピード違反してもいい
そんなことはないですよね




と、都会に行くたびに思うけれど
だからといって、ずらーっと空いているエスカレーターの
右側に立つ勇気はない、田舎者です




空が唸る音を聞きながら
今夜もチクチク(心の音ではありませんよ、こぎん刺しです)
無心で刺していても、いろんなことを考えるものです
こういう時間が、雪国の人間を作るのかもしれませんね




念のため
関西の方を悪く言っているのではありません
育つ環境、生活する環境が違えば
考え方や行動に違いが出るのは当然です
雪国では雪国の生活の仕方があるということを書いただけです